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オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアント「WinSCP」v5.9.5 ~不具合と脆弱性を修正
攻撃者によって送られたデータでヒープメモリを上書きされてしまう恐れ
2017年4月20日 15:45
オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」の最新版v5.9.5が、19日に公開された。本バージョンは、セキュリティ問題と不具合を修正したメンテナンスアップデートとなっている。
今回のアップデートでは、SSH接続に利用するツール「PuTTYgen」「Pageant」がアップデートされ、「PuTTY」v0.68相当となった。これによりエージェントフォワード処理に存在した整数オーバーフローの脆弱性(CVE-2017-6542)が修正されている。最悪の場合、攻撃者によって送られたデータでヒープメモリを上書きされてしまう恐れがあるため、なるべく早めのアップデートをお勧めする。
そのほかにも、繁体字中国語の翻訳が追加。ホスト名の長さ制限が緩和された。そのほかにもさまざまな不具合が修正されている。
「WinSCP」はWindows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「WinSCP」
- 【著作権者】
- Martin Prikryl 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 5.9.5(17/04/19)