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Microsoft、パッケージ管理システム「NuGet 4.0」を正式版に

.NET Coreをサポート。品質の向上、既存機能の改善、パフォーマンスの強化なども

「Visual Studio 2017」の「NuGet 4.0」

 米Microsoft Corporationは8日(現地時間)、パッケージ管理システム「NuGet」の最新版「NuGet 4.0」が正式(RTM)版になったことを発表した。「NuGet 4.0」では.NET Coreのサポートが追加されたほか、品質の向上、既存機能の改善、パフォーマンスの強化などが施されている。

 「NuGet」は、Visual Studioプロジェクトへ外部ライブラリを追加・更新・削除する作業を容易にするパッケージ管理システム。Microsoftのオープンソースプロジェクトを管轄する“.NET Foundation”で開発と保守が行われている。

 最新版の「NuGet 4.0」では、パッケージの依存関係を管理する新しい標準方法として“PackageReference”が導入された。そのほかにも、ビルドシステム「MSBuild」との連携が容易になったほか、バックグラウンドでのパッケージ復元処理がサポートされている。

 なお、「Visual Studio 2017」用の「NuGet Package Manager」拡張機能は「Visual Studio」本体に含まれているので、別途導入する必要はない。一方、「Visual Studio 2015」では今のところ「NuGet 4.0」がサポートされない。今後のフィードバックを元に、どの機能を有効化するか検討していくという。