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プレビュー版「Visual Studio for Mac」が更新、HTML/CSS/JSON編集や“C# 7”に対応

「.NET Core」「ASP.NET Core」のサポートも拡充。直接“Azure”へ公開する機能も

「Visual Studio for Mac」

 米Microsoft Corporationは12日(現地時間)、公式ブログ“The Visual Studio Blog”で、現在プレビュー提供されているMac向けの統合開発環境「Visual Studio for Mac」へ追加した改善の内容を明らかにした。

 最新版の「Visual Studio for Mac」では、HTML/CSS/JSONを編集する機能の移植が完了し、Windows版の「Visual Studio」と同様、コード補完や自動インデント、バリデーションが行えるようになった。「Visual Studio」のアーキテクチャーは移植性に優れており、こうしたコードの再利用は比較的容易であるという。

 また、「.NET Core」「ASP.NET Core」のサポートも拡充された。特に非同期デバッグが通常のコードのデバッグと同じぐらい自然に行えるようになったのは大きな改善点だ。これに伴い、「Visual Studio for Mac」から“Microsoft Azure”へ直接アプリケーションを公開する機能も追加されている。

 さらに、“C# 7”のサポートが導入され、パターンマッチングやタプル、ローカル関数などといった最新の言語機能が利用できるようになった。また、AppleおよびGoogleのプラットフォームのサポートが更新されたほか、アクセシビリティやテスト機能の改善も施されている。

 「Visual Studio for Mac」は現在、公式サイト“visualstudio.com”から無償でダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Visual Studio for Mac」
【著作権者】
Microsoft Corporation、Xamarin Inc.、MonoDevelop contributors
【対応OS】
Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Preview 6