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「Word」に高度な校正を行うための[エディター]ペインが追加 ~「Office」の4月更新

“Office Insiders”の“Slow”リングで利用可能。「Outlook」の“優先トレイ”機能なども

 米Microsoft Corporationは20日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Office」の4月アップデート(Version 1704、Build 8067.2018)を“Office Insiders”の“Slow”リング参加者に対して公開した。「Microsoft Office」の自動更新機能からアップデートできる。

「Word」により高度な校正を行うための[エディター]ペインが追加

「Word」の[エディター]ペイン

 まず「Word」では、より高度な校正を行うための[エディター]ペインが追加された。このペインは[F7]キーでドキュメントの校正を行うと表示され、機械学習と自然言語処理がサジェストする訂正候補をチェックしたり、現在選択されているテキスト部分を音声で読み上げる機能を利用することができる。

「Excel」には“ピボットテーブル”のデフォルトスタイルを編集する機能が

 「Excel」では、“ピボットテーブル”のデフォルトスタイルを編集する機能が追加された。お気に入りの小計・総計・レポートのスタイルを保存し、次回利用時に適用することができる。

“ピボットテーブル”のデフォルトスタイルを編集する機能が追加(サポートページより引用、以下同)

「Outlook」には“優先トレイ”機能などが追加

 「Outlook」では、“優先トレイ”機能が実装された。日ごろから頻繁にやり取りのある相手からのメールは“優先トレイ”へ、ニュースレターなど優先度の低いメールはその他へ自動で振り分けられるので、受信トレイがメールであふれがちなユーザーでも、返信が必要なメールを見落とさずに済む。“優先トレイ”機能は順次展開され、利用可能になるとリボンの[表示]タブから有効化できるようになる。

 そのほかにも、“OneDrive”へ最近アップロードしたファイルをすばやく添付する機能などが追加されている。

「Outlook」では“優先トレイ”機能が実装

「PowerPoint」はコラボレーション機能が強化

 「PowerPoint」ではコラボレーション機能が強化され、離籍中に他のユーザーが編集した部分が緑色でハイライトされるようになった。また、ナレーションを追加する機能を搭載。スライドを切り替えるタイミングなどと同時にプレゼンテーションを記録して、あとで再生することが可能だ。

「Visio」や「Project」もアップデート

 そのほかにも、「Visio」ではサードパーティー製ステンシルを検索する機能が追加。「Project」では先行タスク・後継タスクをプルダウンメニューから選ぶ機能が搭載されている。