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デスクトップ版「Excel」に共同編集機能が導入 ~「Office 365」の3月アップデート

クラウドストレージへ保存したドキュメントを自動保存する機能も

公式ブログ“Office Blogs”

 米Microsoft Corporationは28日(現地時間)、公式ブログ“Office Blogs”で、3月に「Office 365」へ実装された新機能を公表した。デスクトップ版の「Excel」では、新たに共同編集機能がサポートされている。

 共同編集(co-authoring)機能は、複数のユーザーで同一のドキュメントを同時に編集できる機能。従来のように共有ドキュメントをロックしたりする必要はない。オンライン版の「Excel Online」、Windows 10/Windows 10 Mobile版「Excel Mobile」(ビルド 7830.1013以降)、iOS版「Excel」(OfficeInsider)、Android版「Excel」(ビルド 7830.1012以降)ではすでに利用が可能だ。

 デスクトップ版「Excel」で共同編集を利用するには、まず“Office Insider”プログラムの“Fast”リングに参加し、8017.1000以降のビルドを入手する。次にドキュメントをXLSX形式などでクラウドストレージ(SharePoint Online/OneDrive/OneDrive for Business)へ保存し、他のユーザーと共有すれば共同編集が行えるようになる。ただし、相手も共同編集に対応したクライアントを利用する必要がある。

 そのほかにも、クラウドストレージへ保存したドキュメントを自動保存する機能が搭載。わざわざ[保存]ボタンを押さなくても、変更内容が自動で保存されるようになる。この機能はデスクトップ版の「Word」「PowerPoint」でも利用できるという。