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「Google Chrome 58」にセキュリティ更新、64bit版への自動移行も開始される
4GBメモリ搭載環境で自動更新機能を有効化している場合に。32bit版も引き続き提供
2017年5月8日 06:30
米Google Inc.は2日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v58.0.3029.96を公開した。Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
今回のアップデートでは、“WebRTC”で競合状態が生じる脆弱性(CVE-2017-5068)が修正された。脆弱性の深刻度は同社基準で5段階中上から2番目の“High”と判定されており、報告者のPhilipp Hancke氏には500米ドルの賞金が贈られている。
なお、4GB以上のメモリを搭載した環境で自動更新機能を有効化した32bit版「Google Chrome」を利用している場合、今回のアップデートで64bit版「Google Chrome」へ自動移行されるとのこと。ただし、32bit版「Google Chrome」が即座に廃止されるわけではなく、引き続きダウンロードページで提供されるという。