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「.NET Framework 4.7」の一般提供が開始 ~「Creators Update」以外でも利用可能に

“WPF”が「DirectX 11」依存になっているので注意

「.NET Framework 4.7」

 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、「.NET Framework 4.7」の一般提供を開始した。現在、同社のWebサイトからオフラインインストーラーとWebインストーラーが無償でダウンロードできる。

 「.NET Framework 4.7」は、アプリケーションフレームワーク「.NET Framework」の最新版。「Windows 10 Creators Update」に含まれる形で先行リリースされていたが、今回、それ以外のOSでも利用できるようになった。対応OSは、Windows 7/8.1/10(Anniversary Update/Creators Update)およびWindows Server 2008/2012/2012 R2/2016となっている。

 「.NET Framework 4.7」ではパフォーマンスと信頼性の向上が図られたほか、「.NET Standard 1.6」のサポート、“ValueTuple”をはじめとする“C# 7”“VB 15”機能への対応、暗号化機能の強化などの改善が盛り込まれた。また、Windows 10では“Windows フォーム”アプリケーションの高DPIサポートが強化されたほか、“WPF”アプリケーションにおけるタッチ対応が改善されている。

 なお、「.NET Framework 4.7」では“WPF”で「DirectX 11」コンポーネントが利用されるようになった。そのため、Windows 7およびWindows 2008 R2/2012へ「.NET Framework 4.7」を導入するには、あらかじめ“DirectX 11”をインストールしておく必要があるので注意。