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Microsoft、「.NET Framework 4.7」を発表 ~Windows Formsの高DPIサポートなどを追加

「Creators Update」に同梱。Windows 7/Server 2008 R2以降向けも後日提供

公式ブログ“.NET Blog”

 米Microsoft Corporationは5日(現地時間)、公式ブログ“.NET Blog”で「.NET Framework 4.7」を発表した。同日付けで手動更新による提供が始まった「Windows 10 Creators Update」に含まれている。Windows 7/8.1および「Windows 10 Anniversary Update」、Windows Server 2008 R2/2012/2012 R2/2016向けのバージョンも近く提供されるという。

 「.NET Framework 4.7」ではパフォーマンスと信頼性の向上が図られたほか、Windows 10環境でWindows Formsの高DPIがサポートされた。また、WPFアプリケーションのタッチ対応が強化され、インクのサポートと統合された。そのほかにも暗号化機能の強化や、インストール技術“ClickOnce”の改善などが含まれる。

 「.NET Framework」のドキュメントは、新たに開発された“docs.microsoft.com”で閲覧可能。.NET API、.NET Core、.NET Framework、.NET Standard、XamarinなどのAPIをまとめた閲覧システム“.NET API Browser”で検索・フィルタリングできる。

インストーラーで「.NET Framework 4.7 開発ツール」を追加選択

 なお、「Visual Studio 2017」で「.NET Framework 4.7」アプリケーションをビルドするには、v15.0からv15.1へのアップデートが必要。インストーラーで「.NET Framework 4.7 開発ツール」を追加選択し、「Visual Studio 2017」を更新しよう。また、同日リリースされた「Windows 10 Creators Update SDK」も、“ユニバーサル Windows プラットフォーム開発”機能を有効化して更新することで導入できる。