「Windows 10 Insider Preview」で“My People”機能が利用可能に

「Windows 10 Insider Preview」Build 15208

　米Microsoft Corporationは4月28日（現地時間）、「Windows 10 Insider Preview」のPC版Build 16184およびモバイル版Build 15208を、“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対してリリースした。Build 16184の目玉は、「Windows 10 Creators Update」で搭載が見送られた“My People”機能が利用できるようになったこと。

　“My People”機能を利用すると、家族や友人、同僚など、頻繁にコンタクトをとる人物をタスクバーに“ピン留め”することが可能。相手によってコミュニケーションに利用するアプリは「メール」であったり「Skype」であったりするが、“My People”ならば複数のコミュニケーションアプリから連絡先を取得してピン留めできるだけでなく、チャットに利用するアプリを選んで覚えておくことができる。アプリを起動して連絡先を探すのではなく、連絡先からアプリを使ってコミュニケーションをとれる点が従来と異なるといえるだろう。

家族や友人、同僚など、頻繁にコンタクトをとる人物をタスクバーに“ピン留め”

「メール」「Skype」など、相手とのやり取りに利用するアプリを選んで覚えておくことができる。メッセージのやり取りはこのポップアップの中で行える

　なお、“My People”機能を利用するには「Skype」「メール」「People」の各アプリを最新版へ更新しておく必要がある。また、「Skype」はv11.13以降、連絡先の同期を行うかどうかをアプリケーションではなくシステムで管理するようになっている（初期設定で有効）が、古いバージョンの「Skype」を利用している場合は、アプリの設定で連絡先の同期を手動で有効化する必要があるので注意。

　そのほかにも、「メール」「カレンダー」アプリにおける“Gmail”対応の強化などが行われている。モバイル版のBuild 15208は、不具合の修正がメイン。