ニュース

定番の画像編集ソフト「GIMP」v2.8.22が公開、10年来の脆弱性を修正

シングルウィンドウモードで描画パフォーマンスが向上

「GIMP」v2.8.22

 オープンソースの画像編集ソフト「GIMP」の最新安定版v2.8.22が11日に公開された。今回のアップデートでは、シングルウィンドウモードにおけるウィンドウ階層が変更され、特定のテーマを利用する際の描画パフォーマンスが向上した。また、10年来の古い脆弱性(CVE-2007-3126)が修正されているという。

 本脆弱性は、特別に細工された画像ファイルを読み込むとICOファイルのインポートプラグインがクラッシュするというもの。「GIMP 2.8」では不具合をなかなか再現できずにいたとのことだが、本バージョンでは解決されている。脆弱性評価システム“CVSS 2.0”のベーススコアは10点満点中“5.0(警告)”。

 「GIMP」v2.8.22はWindows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在同プロジェクトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリでもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「GIMP」
【著作権者】
Spencer Kimball, Peter Mattis and the GIMP Development Team
【対応OS】
Windows/Mac/Linuxなど(編集部にてWindows 10にて動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.8.22(17/05/11)