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ブータブルUSBメモリ作成ツール「Rufus」v2.17、指摘されていた脆弱性への対策を追加
UEFIモードでの「Debian 9」ライブISOに対応するなどの機能強化も
2017年9月13日 15:36
ブータブルUSBメモリの作成ツール「Rufus」の最新版v2.17が、12日に公開された。64bit版を含むWindows XP以降に対応しており、現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
本バージョンでは、アップデートのダウンロードチェックが強化された。旧バージョンの「Rufus」には、更新がセキュアに行われず、ダウンロードの検証が失敗してもユーザーが警告を無視して不正なアップデートを適用できてしまう脆弱性が存在することが8月、脆弱性ポータルサイト“JVN”によって指摘されていたが、それに応えた格好だ。
“JVN”は本脆弱性の回避策(ワークアラウンド)として、「Rufus」の自動更新機能を利用せず、公式サイトから最新版を入手してアップデートすることを推奨している。万全を期す場合は、これに従うことをお勧めする。
また、今回のアップデートではアップデートチェックのHTTPS化までは行われておらず、対策はダウンロードされたアップデートファイルの検証処理の強化に留まっているようだ。依然、アップデートチェックの通信を改竄される恐れは排除できなので、今後の運用には留意したい。
そのほかにも、本バージョンではUEFIモードで「Debian 9」のライブISOを利用する機能や、スーパーディスクのパーティショニングモードがサポートされた。また、不具合の修正もいくつか含まれている。
ソフトウェア情報
- 「Rufus」
- 【著作権者】
- Pete Batard 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.17(17/09/12)