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Microsoft、「OneDrive」にユーザーデータを守る新機能“Known Folder Move”を導入へ

デスクトップ・ドキュメント・ピクチャーの各フォルダーを“OneDrive”へリダイレクト

「OneDrive」アプリの新機能“Known Folder Move”

 米Microsoftは6月27日(現地時間)、「OneDrive」同期クライアントアプリの新機能“Known Folder Move”を発表した。“Office Insider”や“Windows Insider”のメンバーは今週から順次利用可能。7月末にはすべてのユーザーに展開される。

 “Known Folder Move”は、“デスクトップ”や“ピクチャー”といった既知のフォルダー(Known Folder)を“OneDrive”フォルダーへ“リダイレクト”する機能。これらのフォルダーに保存してある重要なユーザーファイルを、既存のコンテンツも含めてまるごと、安全にクラウドへ移すことができる。

 これまでもデスクトップ・ドキュメント・ピクチャーの各フォルダーパスを“OneDrive”内のフォルダーへ個別に差し替える機能は搭載されていたが、新規に保存したファイルは“OneDrive”に保存されるものの、既存のコンテンツは旧フォルダーに残されたままだった。

“Known Folder Move”機能は[設定]ダイアログの[自動保存(Auto Save)]タブから利用
現行版「OneDrive」同期クライアントアプリの[設定]ダイアログの[自動保存]タブ

 複数の端末で“Known Folder Move”機能を利用し、デスクトップ・ドキュメント・ピクチャーを「OneDrive」へリダイレクトしておけば、どの端末でも同じファイルが利用可能。“ファイル オンデマンド(Files On-Demand)”と併用すれば、不要なファイルをダウンロードせずに済むためローカルストレージを圧迫することもないだろう。

“Known Folder Move”機能を利用する前
“Known Folder Move”機能を利用した後。保存場所が“This PC”から“OneDrive”になっているのがわかる

ソフトウェア情報

「Microsoft OneDrive」Windows版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
18.111.0603.0004(18/06/26)