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仮想空間から現実を覗き見できる仮想懐中電灯が“Windows MR”に追加 ~「Windows 10 RS5/19H1」でテスト中

わざわざVRヘッドセットを外さなくてもちょっとした用事がこなせる

現実を覗き見できる仮想懐中電灯が“Windows MR”に追加

 米Microsoftは7月25日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17723(RS5)およびBuild 18204(19H1)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。これらのビルドには、OSアップデートによる再起動のタイミングを学習する技術のほかにも、ユニークな機能がいくつか追加されている。

 その1つが、“Windows Mixed Reality”に追加された“Flashlight”機能だ。VRヘッドセットは視界を完全に遮り、ユーザーを仮想世界へ没入させる。しかし、背後に誰かがきた、近くにある飲み物を手に取りたい、コントローラーのストラップがどこかに引っかかったなど、現実世界がちょっと気になることもあるだろう。そのような場合、これまではヘッドセットを一時的に外したり、手さぐりでモノを探したりしていたはずだ。

 “Mixed Reality Flashlight”はそうしたシチュエーションにピッタリの仮想懐中電灯。現実の懐中電灯と異なるのは、照らし出されたところに現実世界を映し出す点だ。わざわざヘッドセットを外さなくても、現実世界を覗き見することができる。

 “Flashlight”機能は[スタート]メニュー、コントローラーのボタンショートカット、または音声コマンドで簡単に呼び出せる。画面は白黒で解像度も低いが、ちょっとした用事をこなすには十分だろう。