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「Windows 10 19H1」が“Insider Program”に登場 ~「RS5」の最新ビルドもリリース

予測モデルがOSを再起動していいタイミングを見極め、アップデートの苦痛を和らげる

PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 18204

 米Microsoftは7月25日(現地時間)、PC版「Windows 10 Insider Preview」のBuild 17723(RS5)およびBuild 18204(19H1)を“Windows Insider Program”の参加ユーザーに対して公開した。前回“RS_PRERELEASE”ブランチから“RS5_RELEASE”ブランチが分岐された関係で、今回は2つのビルドがリリースされている。

 「設定」アプリの[Windows Insider Program]セクションでコンテンツの受け取り設定で“Skip Ahead”を選択しているユーザーは、“RS_PRERELEASE”ブランチから「19H1」Build 18204を受け取ることが可能。この「19H1」は「RS5」の次のバージョンで、来年春にリリースされる予定。それ以外のユーザーは「RS5」Build 17723を受け取り、今秋の正式リリースに向けたテストに参加することになる。

 なお、利用中の環境がどのブランチやビルドなのかは、デスクトップ右下の透かしで確認できる。

ブランチやビルドはデスクトップ右下の透かしで確認できる

 Build 17723/Build 18204における主な変更点は、以下の通り。

  • Mixed Reality Flashlight:物理世界を映し出す仮想懐中電灯。VRヘッドセットで視界が覆われていても、ジュースの入ったコップを手に取ったり、部屋に入ってきた人の顔を確認できる
  • Microsoft Edgeの強化:IT管理者のための新しいグループポリシー。役目を終えたXSSフィルターの廃止
  • “Emoji Version 11.0”のサポート:157の新しい絵文字が追加。既存の絵文字のアップデートも
  • 時刻の正確性とトレーサビリティ強化
  • キオスクモードの改善
  • 再起動ロジックの更新:“アップデートでOSが勝手に再起動されてしまった”というユーザーの不満を軽減するため、再起動していいタイミングを見極める予測モデルを訓練。コーヒーを飲みに行ったり、トイレで一時的に離席するといったケースでは、再起動が抑止されるようになる
  • ゲームバーの改善:[スタート]画面からもアクセスできるように

 そのほかにも、多くの不具合修正や改善が施されている。