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「Unicode 11.0」に含まれる157の新しい絵文字をサポート ~「Windows 10 RS5/19H1」

既存の絵文字や“Ninja Cat”にも手が加えられる

「Unicode 11.0」に含まれる157の新しい絵文字をサポート

 PC版「Windows 10 Insider Preview」Build 17723(RS5)、Build 18204(19H1)では、絵文字のサポートも拡充された。「Unicode 11.0」には157の新しい絵文字が含まれている(Emoji 11.0)が、次期バージョンの「Windows 10」ではそれらすべてがサポートされる予定だ。

 本ビルドでは6つの新しい表情に加え、フライングディスク、スーパーヒーロー・ヒロイン、ソフトボール、海賊の旗、ラマ、カンガルーなどの絵文字が追加されている。顔アイコンでは赤毛や白髪、縮毛、スキンヘッドなども利用できるようになるという。

顔アイコンでは赤毛や白髪、縮毛、スキンヘッドなども利用できる

 なお、絵文字の挿入は絵文字パネル([Windows]+[.]キー)やタッチキーボードから行える。絵文字パネルは現在、190以上の言語で利用可能。「Windows 10 RS5」では日本語環境でもサポートされる。

絵文字の挿入は絵文字パネルやタッチキーボードから行える

 そのほかにも、既存の絵文字にも調整が加えられた。お馴染み“Ninja Cat(忍者猫、なぜかMicrosoftで流行っているキャラクター)”のオリジナル絵文字も手が加えられているようだ。

既存の絵文字にも調整が加えられる

 ちなみに、“Ninja Cat”の絵文字は複数の文字を合成して1文字にする“合字(リガチャー)”、“ゼロ幅接合子”と呼ばれる仕組みで実現されている。たとえば“Windows PCを操る忍者猫”はネコとPCの組み合わせ、“空飛ぶ忍者猫”はネコとバイクの組み合わせだ。現行の「メモ帳」で[Backspace]キーや[Delete]キーを使って合字を1文字だけ削除すると、文字の組み合わせが解除され、片方の文字だけを残すことができる。“忍者猫”の絵文字がどの文字の組み合わせでできているか調べてみるのも一興だろう。

“Ninja Cat”の絵文字