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「Google Chrome 69」にセキュリティ更新 ~物議を醸していたサブドメインの省略は無効に

深刻度“High”および“Medium”の脆弱性2件を修正

「Google Chrome」v69.0.3497.92

 米Googleは9月11日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v69.0.3497.92を公開した。本バージョンは脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 同社のリリースブログによると、今回修正された脆弱性は2件。“WebAssembly”の関数シグネチャーが一致しない欠陥と、オムニボックス(アドレスバー)でURLの偽装が可能になる問題が修正された。脆弱性の深刻度は、前者が同社基準で4段階中上から2番目の“High”、後者は3番目の“Medium”とされている。

 また、一部で物議を醸していたオムニバーでURLスキームと特定のサブドメインが省略される仕様が改められたようだ。このバージョンでは“www”や“m”といったサブドメインも省略されずにアドレスバーへ表示される。

「Google Chrome」v69.0.3497.92のオムニバー

 「Google Chrome」は、Windows/Mac/Linuxに対応するフリーソフトで、Windows版は64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。「Google Chrome」は自動更新機能を備えているが、長期間起動したままで利用している場合や、アップデートを自分で管理している場合は、最新版への更新を怠らないようにしたい。