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「SoftEther VPN」のライセンスが“Apache License 2.0”に ~v4.29が公開

オープンソースのクロスプラットフォーム対応VPNソフト

「SoftEther VPN」v4.29 Build 9680 RTM

 オープンソースで開発されているVPNソフト「SoftEther VPN」の最新版v4.29 Build 9680 RTMが、2月28日に公開された。本バージョンでは、ライセンスが“Apache License 2.0”へ変更された。

 「SoftEther VPN」はこれまで“GNU GPL v2.0”ライセンスを採用していたが、ハードウェアへの組み込みなど、より広い範囲での応用を期待し、制限のより緩やかな“Apache License 2.0”へと変更された。今回のアップデートでは、この変更に伴うユーザーインターフェイスの更新やソースコード内のライセンス表記の書き換えが行われている。

 また、複数のバッファオーバーフローおよび整数オーバーフローの問題が解決されているとのこと。Cコンパイラーによって挿入されるバッファセキュリティチェックによって検出されるため、この問題による影響は限定的だが、プロセスが強制終了されるためサービス拒否(DoS)攻撃に悪用される恐れがある。

 「SoftEther VPN」は、インターネットを介した2つの拠点間で仮想的にプライベートネットワークを構成する“Virtual Private Network”(VPN)を構築できるソフト。Windows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「SoftEther VPN」
【著作権者】
筑波大学 SoftEther VPN プロジェクト
【対応OS】
Windows/Mac/Linuxなど
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.29 Build 9680 RTM(19/02/28)