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「SoftEther VPN」にLinux向けのARM64ビルドが追加 ~Raspberry Pi 4などで動作可能に

オープンソースのクロスプラットフォーム対応VPNソフト

「SoftEther VPN」にLinux向けのARM64ビルドが追加

 オープンソースで開発されているVPNソフト「SoftEther VPN」に6月7日、64bit版ARM CPU向けのLinux バイナリが追加された。「Raspberry Pi 4」の「Ubuntu」などで64bitモードでの動作が可能だ。

 「SoftEther VPN」は、リモートアクセスVPNと拠点間接続VPNを簡単に構築できるソフト。もともとは筑波大学の学術研究プロジェクトで、「Apache License 2.0」で利用可能。ソフトイーサ(株)から「PacketiX VPN」として製品提供もされている。対応OSはWindows、Mac、Linux、FreeBSDおよびSolaris。

 今回のベータ版アップデート(v4.36 Build 9754)では、Linux向けのARM64ビルドが追加されたほか、公的個人認証(JPKI 64bit)への対応や「OpenSSL」の更新(v1.1.1k)が行われた。また、インストーラー(vpnsetup)で同一フォルダーのDLLを誤って読み込んでしまう問題が対処されている。

 なお、古いSH4 CPUのサポートが打ち切られているとのことなので注意したい。

ソフトウェア情報

「SoftEther VPN」
【著作権者】
筑波大学 SoftEther VPN プロジェクト
【対応OS】
Windows/Mac/Linuxなど
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.36 Build 9754 Beta(21/06/07)