NEWS(09/07/22 12:36)

v3.5シリーズと同等の脆弱性を修正した「Firefox」v3.0.12が公開

v3.0シリーズの更新は2010年1月に終了

 Mozillaは21日、Webブラウザー「Firefox」v3.0シリーズの最新版となるv3.0.12を公開した。本バージョンでは、重要度が4段階中で“最高”のもの5件を含む、6件の脆弱性が修正されている。

 修正された脆弱性はすべて、「Firefox」v3.5およびv3.5.1で修正されたものと同様で、メモリ破壊や任意コードの実行につながるおそれがある。なお、v3.5およびv3.5.1で修正された脆弱性のうち、v3.5.1で修正されたJavaScriptエンジンの脆弱性については、v3.5の新機能で発生した問題のためv3.0シリーズは影響を受けず、今回の修正内容にも含まれていない。

 そのほか、Windows XPでJavaプラグインを利用する際に「Firefox」がフリーズすることがあるというv3.0.11で発生した不具合や、いくつかの安定性に関わる問題などが修正された。

 なお、v3.5のリリースに伴い、v3.0シリーズの更新は、セキュリティや安定性に関する更新も含め2010年1月に終了する。そのためMozillaはユーザーに対し、v3.5シリーズへアップグレードすることを推奨している。

 「Firefox」はWindows 2000/XP/Server 2003/Vistaに対応するフリーソフトで、現在Mozilla JapanのWebサイトなどからダウンロードできるほか、旧バージョンをインストールしている場合は自動更新も可能。

【著作権者】
contributors to the Mozilla Project
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.12(09/07/21)
 

(中村 友次郎)