NEWS(09/09/01 17:18)
Opera、“Opera Turbo”機能を搭載した「Opera 10」の正式版を公開
タブのサムネイル化や“スピードダイアル”のカスタマイズなども可能
ノルウェーのOpera Software ASAは1日、独自エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」の最新版v10.00を公開した。最新版の主な変更点は、回線速度の遅い環境でWebページの表示速度を向上できる“Opera Turbo”機能を搭載したこと。
“Opera Turbo”機能を有効にすると、Webページを表示する際に一旦同社のサーバーで画像の画質を低くするなどデータを圧縮してから受信する仕組み。ブロードバンド環境ではかえって表示に時間がかかるが、携帯端末を使ったダイアルアップや混雑している公衆LAN回線などでは威力を発揮するだろう。
また、タブバーを下へドラッグして拡張することで、タブに表示中Webページのサムネイル画像を表示する機能が追加された。そのほか、登録したWebページを新規タブへサムネイルで表示してすばやく移動できる“スピードダイアル”機能で、表示するサムネイルの数を4~25個まで切り替えたり、背景に任意の画像を表示するといったカスタマイズが可能になった。
さらにレンダリングエンジンが更新され、Web標準への準拠が進んだ結果“The Acid3 Test”で100点満点を達成しているほか、Gmailなどのリソースを多用しているWebページを表示する際のレンダリング速度が40%以上向上したという。
なお、編集部にて試用したところ、日本語を含むフォルダパスへ本ソフトをインストールするとエラーが発生し、起動できなくなる不具合を確認した。標準のインストール先や1バイト文字のみを使ったフォルダパスへインストールした場合は、正常に起動できる。
本ソフトは、Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XP/Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.00(09/09/01)