NEWS(09/11/30 15:43)
IPA、インストール済みのソフトが最新かどうかをチェックできるツールを無償公開
Adobe、Mozilla、Appleの製品などをはじめ、7種類のオンラインソフトに対応
独立行政法人 情報処理推進機構(以下、IPA)は30日、インストール済みのソフトが最新であるかをチェックできるソフト「MyJVNバージョンチェッカ」を無償公開した。Javaを利用してIPAのWebサイト上から実行する仕組みで、Windows XP/Vista上のIE6/7および「Firefox」v3以降に対応する。なお、動作にはJavaランタイム(JRE)1.5または1.6が必要。
「MyJVNバージョンチェッカ」は、PCにインストールされているオンラインソフトが最新バージョンであるかどうか一括チェックできるソフト。近年、オンラインソフトの脆弱性を利用したセキュリティ問題が深刻化しているが、その多くは古いバージョンの脆弱性を利用したもので、本ソフトのようなバージョンチェッカーソフトなどを使って最新版を利用するように心がけていれば防ぐことができる。
バージョンチェックはIPAが収集する脆弱性対策情報データベース“JVN iPedia”をもとにしており、現在のところ、対応するソフトは以下の7種のみとなっている。
- Flash再生プラグイン「Adobe Flash Player」(IE版および「Firefox」版)
- PDF閲覧ソフト「Adobe Reader」
- Javaランタイム「Java Runtime Environment (JRE)」
- Webブラウザー「Firefox」
- メールソフト「Thunderbird」
- 圧縮・解凍ソフト「Lhaplus」
- メディアプレイヤー「QuickTime」
使い方は簡単で、チェックしたいソフトを指定して[実行]ボタンを押すだけ。脆弱性を含んだ古いバージョンのソフトを発見した場合は[表示]ボタンを押すと、画面下部の情報ペインで、現在IPAが確認している最新版のバージョンや、脆弱性への対処法が記載されたWebページへのリンクなどを表示することができる。
なお、Windows 7や64bit版Windowsには対応していない。また、IE8にも公式には対応していないが、編集部にて試用したところ動作することを確認した。今後は動作環境と対応ソフトの拡充に期待したい。
- 【著作権者】
- 独立行政法人 情報処理推進機構
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(09/11/30)