NEWS(10/04/14 13:45)
深刻度“Critical”の深刻な脆弱性を15件修正した「Adobe Reader」v9.3.2が公開
本バージョンから一般ユーザーでも自動アップデート機能が利用可能に
米Adobe Systems Incorporatedは13日(現地時間)、同社製のPDFビューワー「Adobe Reader」の最新版v9.3.2を公開した。最新版の変更点は、深刻度が同社の評価で最高となる“Critical”と位置付けられた脆弱性を15件修正したこと。どの脆弱性も任意コードの実行を許すおそれがある深刻なもので、同社では早急なアップデートを呼びかけている。
なお、これまでテスト目的で一部ユーザー向けに提供されていた自動アップデート機能が、本バージョンから一般ユーザーでも利用できるようになっている。本機能を利用すれば、これまでも可能であったアップデートファイルのダウンロードだけでなく、そのインストール作業まで自動で行える。
本機能を利用するには、まず[編集]-[環境設定]メニューを選択して、“環境設定”ダイアログを表示しよう。次に、ダイアログ画面左にあるリストから“アップデーター”を選択する。すると、画面右に3つのラジオボタンが現れるので、そのなかから“自動的にアップデートをインストールする”を選択すればよい。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および64bit版のWindows XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、旧バージョンの「Adobe Reader」v8.2.1および製品版「Adobe Acrobat」v8.2.1/9.3.1にも同様の脆弱性が存在し、それぞれアップデートプログラムが公開されている。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 9.3.2(10/04/13)