NEWS(10/04/16 15:15)

Geckoエンジンをv1.9.1.9に更新し脆弱性に対応した「Lunascape6 ORION」v6.1.2

WebKitエンジンに含まれていた脆弱性にも対応

「Lunascape6 ORION」「Lunascape6 ORION」

 Lunascape(株)は16日、3つのレンダリングエンジンを搭載するWebブラウザー「Lunascape6 ORION」の最新版v6.1.2を公開した。最新版の主な変更点は、Geckoエンジンを3月30日に公開されたv1.9.1.9に更新し、Geckoエンジン利用時のセキュリティと安定性を向上させたこと。

 今回更新されたGeckoエンジンv1.9.1.9では、Mozillaにより深刻度が4段階中で“最高”に位置付けられた脆弱性5件を含む全8件の脆弱性が修正されている。脆弱性の内容は「Firefox」v3.5.9で修正されたものと同様となっており、解放済みのメモリを使用してリモートでコードが実行される脆弱性などが含まれている。またWebKitエンジンに含まれていた、ポート番号の処理に関するオーバーフローの脆弱性にも対応している。

 また、タブ操作時や特定のサイトを表示した際にクラッシュする不具合を修正したほか、メールソフトからリンクを開いた際にスタートページも表示されてしまう問題などいくつかの不具合が修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Lunascape(株)
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.1.2(10/04/16)

(加藤 達也)