NEWS(10/04/26 14:40)

多機能Twitterクライアント「sobees」v0.8.1.5が公開、“xAuth”認証に対応

TwitterのAPI利用制限が1時間あたり150回から350回へと緩和

「sobees」Beta 0.8.1.5「sobees」Beta 0.8.1.5

 スイスのdeskNET SAは23日、多彩なレイアウトで複数の“Twitter”アカウントを一元管理できる多機能クライアント「sobees」の最新ベータ版v0.8.1.5を公開した。今回の主な変更点は“xAuth”認証に対応し、APIの利用制限が1時間あたり150回から350回へと緩和されたこと。

 “xAuth”認証は“OAuth”認証の一種。とくにデスクトップアプリケーションでの利用を目的としており、国産クライアントでは「Twit」などが対応している。従来利用されていた“BASIC”認証よりも安全にTwitterを利用できるのが特長で、TwitterのAPI利用制限が1時間あたり150回から350回へと緩和されるのもメリット。さらに、TwitterのBASIC認証は6月をめどに廃止されることが決定しており、今後も対応ソフトが増えることが見込まれる。

 “xAuth”認証への移行に際しては、とくに特別な作業は必要ない。また、新しいアカウントの登録作業も、これまでと同様にTwitterのIDとパスワードを入力するだけで行える。APIの残り利用回数をタイムライン画面へ表示しておくには、各タイムラインの設定画面で“Show remaining APIs”のチェックをONにすればよい。

 なお、画像共有といった外部サービスとの連携機能を利用する際も、“OAuth”認証を利用する仕組みに変更された。そのため、“TwitPic”など一部の外部サービスが本ソフトから利用できなくなっているので注意。

 そのほか、購読できるサービスとして“RSS”と“New York Times”が追加された。一般的なRSSおよび“New York Times”の好みのジャンルの記事を、タイムラインとして追加できる。また、本バージョンからタイムライン内に広告が挿入されるようになったが、設定画面から広告表示をOFFにすることも可能。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、動作には最新の.NET Frameworkが必要。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
deskNET SA
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
Beta 0.8.1.5(10/04/23)

(柳 英俊)