NEWS(10/04/27 15:23)

Google、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した美しい天体を「Google Earth」で巡るツアー

運用開始20周年記念で、宝石のように美しい写真が次々に表示される

“hubble_tour.kmz”“hubble_tour.kmz”

いっかくじゅう座のV838いっかくじゅう座のV838

 米Google Inc.は、24日にハッブル宇宙望遠鏡が運用開始から20周年を迎えたことを記念し、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した天体を巡るツアーを「Google Earth」で再生できるKMZファイル“hubble_tour.kmz”を公開した。「Google Earth」に対応しており、編集部にてWindows Vista上の「Google Earth」v5.1.3534.0411で動作確認した。現在、Googleの特設サイトからダウンロードできる。

 “hubble_tour.kmz”をダウンロードして「Google Earth」で開くと、サイドバーの“場所”ツリーの“保留”に“20 Years of Hubble”項目が追加される。このツリー内の“Double-click to start tour”項目をダブルクリックすればツアーが開始される仕組み。

 ツアーでは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宝石のように美しい天体の写真が、次々に表示される。天体には英語の名前と簡単な説明がフキダシで付加されており、説明内にあるリンクをクリックすれば、その天体の高解像度写真をダウンロードできるWebページをWindows既定のWebブラウザーで開くことが可能。

 当初15年の予定だった運用期間を大幅に延長し、現在も未知の宇宙の映像を送り続けているハッブル望遠鏡に思いをはせながら、美しい天体の写真を楽しんでみてはいかがか? ちなみに、ツアーの最後には虚空に浮かぶハッブル宇宙望遠鏡の写真が表示される。

(長谷川 正太郎)