NEWS(10/05/06 18:19)
PDFに埋め込まれた全プログラムを無効化できるようになった「Foxit Reader」v3.3
プログラムを無断実行されるような未知の脆弱性が存在しても安全にPDFを閲覧可能
Foxit Corporationは4日、独自エンジンで高速起動が可能なPDFビューワー「Foxit Reader」の最新版v3.3を公開した。最新版の主な変更点は、PDFファイルに埋め込まれたすべての実行可能なプログラムを無効化したり、PDFファイル内のリンクからWebページを開くことなどを禁止するモード“Safe Reading Mode”が追加されたこと。
“Safe Reading Mode”は標準で有効になっており、設定画面の“Trust Manager”ページから有効・無効を切り替え可能。これにより、v3.2.1.0401で修正された脆弱性のようにプログラムを無断実行されるような未知の脆弱性が存在した場合にも、安全にPDFファイルを閲覧できるようになった。
また“Safe Reading Mode”では、たとえばPDFファイル内のリンクをクリックしてもURLなどが記載されたダイアログが表示されるだけで、WebブラウザーでWebページを開くことはできない。ただし、ダイアログ上のURLはコピーできるので、手動でURLをコピーしてWebブラウザーに貼り付けることでWebページを開くことは可能だ。
本ソフトは、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。また、既存ユーザーは本ソフト上からアップデート機能を利用して最新版に更新することもできる。
- 【著作権者】
- Foxit Corporation
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.3.0.0430(10/05/04)