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今すぐ更新を ~「V8」のゼロデイ脆弱性、「Microsoft Edge」でも即日対処

v142.0.3595.90が安定チャネルでリリース

「Microsoft Edge」v142.0.3595.90

 米Microsoftは11月18日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v142.0.3595.90を安定(Stable)チャネルでリリースした。ベースとなっている「Chromium」由来の脆弱性が2件修正されている。いずれもスクリプトエンジン「V8」に起因するものだ。

  • CVE-2025-13223:Type Confusion in V8
  • CVE-2025-13224:Type Confusion in V8

 「Type Confusion」(型混乱、型の取り違え)は、プログラムがデータの種類を誤って解釈することで、意図しないコードが実行されてしまう脆弱性。深刻度の評価はいずれも「High」(4段階中上から2番目)にとどまるが、「CVE-2025-13223」はすでに悪用の報告がある。できるだけ早い更新が必要だ。

 なお、これらの脆弱性修正は、「Google Chrome」でも先日実施されている。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロードできる。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合、待っていれば自動で更新されるが、手動での更新も可能。画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。

ツールバーに更新が案内されることもある