NEWS(10/05/14 17:37)
キングソフト、オフィス統合環境「KINGSOFT Office 2010」の最新版を公開
マウスジェスチャーなどプラグインを拡充、「MS Office」との互換性も強化
キングソフト(株)は14日、ワープロ、表計算、プレゼンテーションの3ソフトを備える低価格なオフィス統合環境「KINGSOFT Office 2010」の最新版を公開した。
本バージョンの主な変更点は、7つのプラグインが追加されたこと。追加されたプラグインは以下の通りで、「PDF ファイルビューワー」は「KINGSOFT Office 2010」に同梱されている全ソフトで、「アルバム」はプレゼンテーションソフト「Presentation」で、そのほかはワープロソフト「Writer」で利用できる。
- バーコード作成:バーコードを作成し、文書へ挿入できる
- 文書を図として保存:文書全体を画像ファイル化
- 背景と透かし:文書の背景や透かしを指定できる
- マウスジェスチャー:マウスの右ドラッグ操作へさまざまなコマンドを割り当て
- 文字カウント:文書内の文字数をリアルタイムでステータスバーへ表示
- アルバム:画像のスライドショーを作成
- PDF ファイルビューワー:「Adobe Reader」などがなくても、PDFファイルを「KINGSOFT Office 2010」内で閲覧可能に
さらに、「Writer」が大幅に機能強化されており、ページ内リンクを追加できる“相互参照”機能や、アウトライン表示機能などが追加された。また、文書に埋め込んだ表の編集機能も改善され、行や列の追加や表の分割といった操作が簡単になったほか、簡単な表計算なら「Writer」内で実行可能になった。加えて、文字書式では影付き・中抜き・浮き出し・浮き彫りの効果が追加されており、「Microsoft Office」との表示互換性が向上している。
なお、「Writer」で強化された文字書式は、「Presentation」でも同様に利用可能。また「Presentation」向けの強化として、プレゼンテーションの作成などに利用できる無償のテンプレートが配布されており、同社のWebサイトからダウンロード可能になっている。
「KINGSOFT Office 2010」は、Windows 2000/XP/Vista/7に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。ライセンスキーの購入価格は、3つのソフトすべてをセットにした「KINGSOFT Office 2010 Standard」が4,980円(税込み)など。いずれも試用期間は30日で、期間中は全機能を利用できる。また、既存の“KINGSOFT Office”シリーズのユーザーは、18日の正午から自動アップデート機能により無償でバージョンアップ可能になる予定。
なお、今回から「Microsoft Office」にも採用されている「HGゴシック」「HG明朝」など計29種類のフォントを同梱した“フォント同梱版”がラインナップに追加された。“フォント同梱版”は通常版の500円増しで、各ソフト単体版や体験版は提供されない。
- 【著作権者】
- キングソフト(株)
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 4,980円(税込み)ほか
- 【バージョン】
- 6.6.0.2461(10/05/14)