NEWS(10/06/08 15:46)
Apple、“Safariリーダー”やBing検索機能を追加した「Safari 5」を公開
拡張機能にも対応、今夏には“Safari Extensions Gallery”が公開予定
米Apple Inc.は8日、同社製Webブラウザー「Safari」のメジャーバージョンアップ版となるv5を正式公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版およびMac版がダウンロード可能で、Windows版はWindows XP/Vista/7に対応する。
「Safari」v5では、新たに“Safariリーダー”機能が追加された。Webページ上に記事部分があることを認識すると、アドレスバーに[リーダー]ボタンが現れ、このボタンを押すと、当該記事部分だけを読みやすく整形して表示できる仕組み。また、検索ボックスで利用できる検索エンジンは、従来の“Google”“Yahoo!”に“Bing”を加えた3つから選択可能になっている。
また、HTML5への対応も強化され、新たにビデオのフルスクリーン再生や字幕表示、位置情報、ファイルのドラッグ&ドロップなどをはじめとする17機能への対応を果たした。
動作速度についても、引き続き改善が加えられている。とくに、あらかじめDNSの名前解決を行っておく“DNSプリフェッチ”機能を搭載したことに加え、キャッシュ技術を改良した結果、体感的なWebページの表示速度が大きく向上した。Windows版ではGPUによるハードウェア支援機能も利用できる。さらに、47件の脆弱性が修正されており、セキュリティも向上している。
そのほか、本バージョンから拡張機能にも対応した。拡張機能の開発にはHTML5/CSS3/JavaScriptといったWeb標準技術が利用され、同社から提供されるデジタル認証が入った署名つきのものが、サンドボックス化されたブラウザー内だけで動作する仕組みになるという。なお、開発には無償の“Safari Developer Program”へ参加する必要があり、作成した拡張機能は今年夏に公開される“Safari Extensions Gallery”からダウンロード可能になる予定。
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 5.0(10/06/08)