NEWS(10/07/01 19:21)

テキスト比較が大幅に強化された「EmEditor Professional」v10の正式版が公開

スペルチェック機能が追加されたほか、箱形編集やアウトライン表示なども強化

「EmEditor Professional」v10.0.0「EmEditor Professional」v10.0.0

 (株)エムソフトは1日、定番テキストエディター「EmEditor Professional」の最新メジャーバージョンアップ版となるv10.0.0のダウンロード販売を開始した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7および64bit版のXP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応しており、現在同社のWebサイトから4,200円(税込み)で購入できる。

 また、同時に30日間試用できる体験版も公開されているが、30分ごとに強制的に終了する制限があるほか、32ビット版のみの提供となっている。体験版は同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。なお、「EmEditor Professional」v4~9のユーザーは同サイトの専用ページからライセンスキーや購入時のメールアドレスを登録することで、最新版に無償アップグレードできる。

比較機能比較機能

 最新版の主な変更点は、従来プラグインで実現していた2つのテキストの比較機能を本体に取り込み、大幅に強化したこと。新しい比較機能では、本ソフトのウィンドウを左右に並べて表示し、左右のテキストの異なる部分をわかりやすく色分け表示できるようになった。また、片方のウィンドウをスクロールした際にもう一方のウィンドウも同期してスクロールさせるといった機能も備えている。

箱形編集機能で文字数が異なる各行の末尾へ文字列を挿入箱形編集機能で文字数が異なる各行の末尾へ文字列を挿入

 そのほか、複数行へ同じ文字列を一括挿入するといったことが可能な箱形編集機能や、一定の規則に従い表記された見出しをツリー表示できる“アウトライン”プラグインも強化された。強化された箱形編集機能では、各行の文字数が異なる場合にも各行の末尾へ文字列を挿入可能。

 また、“アウトライン”プラグインでは、アウトライン画面で表示される見出しの内容を正規表現などを使ってカスタマイズできるようになった。これにより、見出し語の識別用に付加された記号などを省いて、見出しをアウトライン画面へ表示するといったことが可能。

 さらに、外国語のスペルチェック機能も搭載された。設定画面の[スペル チェック]タブで機能をONにすると、綴りが間違っていると思われる単語の下へ波線が引かれ、右クリックメニューに候補を表示して修正できる。なお、標準では英語の辞書が同梱されており、「OpenOffice.org」や「Firefox」用の辞書をダウンロードして追加することも可能。

 このほかにも、複数行へ連番を一括挿入できる“番号を挿入”機能の追加や、“検索”ダイアログ・“ファイル検索”ダイアログの機能強化といった機能追加・仕様変更も施されている。

【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
【ソフト種別】
ダウンロード販売 4,200円(税込み)
【バージョン】
10.0.0(10/07/01)

(長谷川 正太郎)