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SIM搭載Windows PCの「モバイル通信プラン」アプリは廃止、これからはWebだけで契約OK

2026年2月27日まで引き続き利用可能

「モバイル通信プラン」アプリは2026年2月27日で廃止

 米Microsoftは8月29日(現地時間)、「モバイル通信プラン」アプリを廃止すると発表した。

 「モバイル通信プラン」(Mobile Plans)は、携帯電話回線のSIMスロットを備えたデバイスに組み込まれていることのあるアプリ。Windows 10世代のアプリで、携帯電話会社と接続して、データ通信プランを購入するのを手助けする。

 しかし、通信事業者の多くは、Webから直接、携帯データプランを購入してアクティブ(有効)化できる仕組みをすでに整えている。また、Windows 11もこのWebベースのアクティベーションプロセスに対応しており、QRコードや手入力でデバイスの携帯ネットワーク識別子(EID、IMEIなど)を通信事業者とやり取りすれば、アプリ不要で携帯データプランの契約が可能。携帯ネットワーク識別子を安全かつ手軽に通信事業者と共有する新しいエクスペリエンスも「Windows Insider Preview」ビルドに展開されており、2025年後半にも一般公開される予定だ。そのため、このアプリはいずれ不要となる。

携帯ネットワーク識別子を安全かつ手軽に通信事業者と共有する新しいエクスペリエンス

 「モバイル通信プラン」アプリは、2026年2月27日まで引き続き利用可能。それを過ぎるとアプリは廃止され、このアプリへの参照はWindowsから削除される。同社はそれまでに必要なWindows更新プログラムを展開し、通信事業者と協力して新しいシステムを完成させるとしている。

購入したeSIMをWebからダウンロードして適用