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Oracle、「Java」の最新版「Java 25」を発表 ~8年間の長期サポート版
Java言語の拡張、セキュリティライブラリの強化、パフォーマンスの改善などを実施
2025年9月17日 10:05
米Oracleは9月16日(現地時間)、プログラミング言語「Java」の最新版「Java 25」を発表した。Java開発キット「Oracle JDK 25」の提供も開始されている。
「Java 25」は、「Java 21」以来の長期サポート(LTS)リリース。少なくとも2033年9月までサポートされるため、バージョンを固定したまま長期にわたって運用したい場合は、このバージョンが最適だ。
「JDK 25」には4つのプレビュー機能、1つの実験的機能、1つのインキュベーター機能を含む、16のJDK拡張提案(JEP)が実装されている。Java言語の拡張、セキュリティライブラリの強化、パフォーマンスとランタイム、およびモニタリングの改善が行われている。
言語機能
- JEP 507:Primitive Types in Patterns, instanceof, and switch (Third Preview)
- JEP 511:Module Import Declarations
- JEP 495:Simple Source Files and Instance Main Methods (Fourth Preview)
- JEP 513:Flexible Constructor Bodies
煩雑なモジュールインポート文を削減するなど、Javaソースコードを簡潔に書けるようにする仕組みが初学者向けに導入された。「Flexible Constructor Bodies」はコンストラクターにおける不要な言語制約を緩和するもので、スーパークラスのコンストラクターを呼び出す前に引数の検証などが行えるようになる。