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Oracle、今年最後の定例セキュリティ更新を実施 ~Java、MySQLなどで374件の脆弱性を修正

VirtualBoxにも脆弱性修正

Oracle、定例セキュリティアップデートを実施

 米Oracleは10月21日(現地時間、以下同)、四半期ごとに実施される定例セキュリティアップデート(Critical Patch Update:CPU)の内容を発表した。「Oracle Java SE」や「MySQL」、「Oracle VM VirtualBox」などの製品で新たに374件の脆弱性が修正されている。

 「Oracle Java SE」関連では、新たに5件の脆弱性が修正された。「CVSS 3.1」ベーススコアは最大で「7.5」と評価されており、すべては認証なしでリモートから悪用が可能。以下のバージョンへのアップデートが必要だ。

  • Java SE 25.0.1
  • Java SE 21.0.9
  • Java SE 17.0.17
  • Java SE 11.0.29
  • Java SE 8u471

 仮想化(Virtualization)製品に関する新規の脆弱性修正は、全9件。「CVSS 3.1」ベーススコアの最大は「8.2」と評価されているが、認証なしでリモートから悪用が可能な脆弱性は含まれていない。「Oracle VM VirtualBox」を利用している場合は、v7.2.4/v7.1.14への更新が望ましい。

 そのほか、「Oracle MySQL」で18件の脆弱性が新たに修正されるなど、多くの製品に修正パッチが提供された。次回のCPUは2026年1月20日に実施される予定だ。