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Microsoft、「Java 25」の「Microsoft Build of OpenJDK」ビルドをリリース
少なくとも5年間、2030年9月までサポート
2025年10月6日 06:45
米Microsoftは9月29日(現地時間)、「Java 25」の「Microsoft Build of OpenJDK」ビルドをリリースした。Windows、macOS、Linuxで利用可能で、x64/AArch64のバイナリが用意されている。
「Microsoft Build of OpenJDK」は、「Java SE」のフリーかつオープンソースなリファレンス実装である「OpenJDK」を元に構築された、無償の長期サポート(LTS)ディストリビューション。「Microsoft Azure」などでも用いられている。少なくとも5年間、2030年9月までサポートされるため、バージョンを固定したまま長期にわたって運用できるのが魅力だ。
ほとんどのエンタープライズJavaアプリは、まだ「Java 8」や「Java 11」といった古いバージョンで動作しているが、同社は「Visual Studio Code」用の拡張機能パック「GitHub Copilot app modernization for Java」を提供することで、モダンアプリへの移行を支援している。この拡張機能では「Java 21」へのアップグレードしかサポートしていないが、バージョンの近い「Java 21」ならば「Java 25」へもスムーズにジャンプアップし、最新の言語機能やランタイムの最適化といった恩恵を受けられるとしている。