NEWS(10/07/08 20:05)
子供が安全にネットを利用できるようにする“ノートン オンライン ファミリー”
Webサイトの閲覧履歴表示や遮断のほか、メッセンジャーやSNSの利用履歴表示も
シマンテック コーポレーションは8日、子供のWebサイト訪問履歴をチェックしたり、問題があると思われるWebサイトを遮断したりできる無償のサービス“ノートン オンライン ファミリー”の正式運用を開始し、その専用クライアントソフトとなる「Norton Safety Minder」を公開した。「Norton Safety Minder」はWindows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在“ノートン オンライン ファミリー”のWebサイトからダウンロードできる。
“ノートン オンライン ファミリー”は、子供が安全にインターネットを使えるよう親が監視や制限を加えられるサービス。子供が使うパソコンには、クライアントソフト「Norton Safety Minder」をインストールしておくだけで、設定や監視などはWebサイト上から行う仕組み。どこからでも設定変更や監視ができる上、複数のパソコンを子供が利用している場合にも、クライアントソフトをインストールするだけで同じ設定を利用できるのがうれしい。
監視や制限はWebブラウザーなどのソフトに依存しない模様で、編集部にてIEのほか「Firefox」「Google Chrome」「Opera」「Safari」で同じように監視や制限を行えることを確認した。また、“Twitter”や“2ちゃんねる”の閲覧を制限した場合は、専用クライアントを利用しても閲覧ができないことを確認した。
インターネット利用の監視機能では、Webページの閲覧履歴や検索履歴のほか、「Windows Live Messenger」「Yahoo!メッセンジャー」といったメッセンジャーソフトの会話先や会話履歴、“mixi”“GREE”といったソーシャルネットワークサービス(SNS)の利用状況を表示可能。また、Webページの表示遮断機能では“カルト”“ポルノ”“ファイル共有”といったジャンルを指定して表示を遮断したり、表示する前に警告を表示するように設定できる。
そのほか、パソコンを利用する時間帯を制限する機能も備えている。時間帯の制限機能では曜日ごとに利用を許可する時間帯を指定できるほか、1日の利用総時間を制限可能。さらに、よく参照するWebサイトやWebサイトのジャンルといった統計を表示する機能も備える。
なお、編集部にて試用したところ、「ウイルスバスター 2010」を利用している環境では、「Norton Safety Minder」のインストール中に「ウイルスバスター 2010」との互換性がない旨が表示され、インストールできなかった。一方、「Norton 360」「ESET Smart Security」を利用している環境では正常にインストールできることを確認した。
- 【著作権者】
- シマンテック コーポレーション
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.0.48