NEWS(10/08/24 15:02)
ビジネスアプリケーション開発環境「Visual Studio LightSwitch」ベータ版が公開
既存の資産を活かしつつ最新技術を利用した業務アプリを手軽に開発可能
米Microsoft Corporationは23日(現地時間)、ビジネスアプリケーション開発環境「Visual Studio LightSwitch」Beta 1の英語版を無償公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008および同64bit版に対応しており、編集部にてWindows 7でも動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトは、業務用アプリケーションの開発に特化した“Visual Studio”。Visual BasicやC#といったプログラミング言語を利用して、「Silverlight」ベースのビジネスアプリケーションを開発できる。開発したアプリケーションはローカル上のみならず、「Silverlight」プラグインを導入した各種Webブラウザーから利用したり、同社のクラウドサービス“Windows Azure”上に設置することも可能だ。
また、開発が非常に容易なのも特長で、データベースの構造を設計して、入出力画面を用意されたGUIテンプレートから選択するだけよい。テンプレートにはデータの新規作成・編集・一覧表示・検索といったよく利用するものがすでに用意されており、ソースコードを記述することなく手軽に、リボンUIを備えた本格的なビジネスアプリケーションを構築できる。
そのほか、同社のオフィスソフト「Microsoft Office」との相性もよく、たとえばデータベースとして「Microsoft Access」や「Microsoft Excel」のデータを利用することが可能。また、検索テンプレートでは標準で検索結果を「Microsoft Excel」形式で出力する機能を備える。
本ソフトを利用すれば、これまで蓄積されたデータを活かしつつ、同時に.NET Frameworkや“Silverlight”といった最新技術を利用した業務用アプリケーションを手軽に開発できるだろう。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64(編集部にてWindows 7でも動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Beta 1(10/08/12)