NEWS(10/11/02 16:44)

オリジナルの髪型や服を使用可能になった簡単マンガ作成ソフト「MANGA GRILL」v2

1つのキャラクターの一部パーツを差し替えて複数の表情を登録する機能も追加

「MANGA GRILL」v2.0「MANGA GRILL」v2.0

 (株)フジテレビジョンは1日、多数用意されたパーツを組み合わせるだけで、絵を描かずにマンガを作成できるソフト「MANGA GRILL」の最新版となるv2.0を公開した。最新版の主な変更点は、オリジナルの髪型・服・帽子・アクセサリーを描いた画像を読み込んで、キャラクターに利用できるようになったほか、ストーリーで利用する小道具にも任意の画像を利用できるようになったこと。

服の作成画面服の作成画面

 髪型や服といったパーツにはJPEG/PNG/GIF形式の画像が利用できるが、背景を透明にする必要があるため、PNG形式を利用するのがよいだろう。髪型・帽子・アクセサリー・小道具は画像がそのまま利用され、服は無地の長袖・半袖・ノースリーブのシャツへ模様として画像が利用される仕組み。

 また、1つのキャラクターの一部パーツを差し替えて複数の表情を登録する機能が追加された。これにより、目や口のパーツを変更したり、角度や位置を変えてさまざまな表情を作成できる。さらに、キャラクターのポーズのバリエーションも追加されたほか、各種パーツの色を指定する際に詳細な色パレットを利用できるようになり、細かい色の指定が可能になった。

複数パーツの組み合わせをグループとして登録可能複数パーツの組み合わせをグループとして登録可能

 そのほか、ストーリーを作成する際に複数パーツの組み合わせをグループとして登録できるようになった。グループとして登録したパーツは移動や拡大・縮小、角度変更が連動するようになるほか、グループを保存してあとで再利用することも可能。

 なお、「MANGA GRILL」v2.0はv1.0シリーズとは別ソフトとして作られており、v1.0シリーズで作成したキャラクターやストーリーを自動では引き継げない。v1.0とv2.0の両方を起動してv1.0に登録されている任意のキャラクターまたはストーリーを、v2.0のウィンドウへドラッグ&ドロップすればすべてのキャラクターとストーリーを移行することが可能だ。

 本ソフトは、Windows XP/Vistaなどに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作にはAdobe AIRが必要。

【著作権者】
(株)フジテレビジョン
【対応OS】
Windows XP/Vistaなど
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0(10/11/01)

(長谷川 正太郎)