NEWS(11/01/21 18:16)
Mozilla、「Skype」同梱の「Firefox」拡張機能「Skype extension」をブロック
「Skype extension」がインストールされていると警告が表示される
Mozillaは20日(現地時間)、「Firefox」へのインストールをブロックする拡張機能のリスト“Add-ons Blocklist”に拡張機能「Skype extension」を掲載したことを公表した。「Skype extension」は、音声・ビデオチャットソフト「Skype」に同梱されており、標準で自動インストールされる拡張機能。Webページ上に記載された電話番号を、クリックすると「Skype」で電話をかけられるアイコンに変換できる。
今回の処置は、ユーザーが「Skype extension」を任意で有効化することもできる“ソフトブロック”となっており、「Firefox」に「Skype extension」がインストールされていると、「Skype extension」を無効化することを促す警告ダイアログが表示されるようになる。ダイアログ上で許可すれば、「Skype extension」を継続して利用することが可能。17時30分現在、編集部でも「Skype extension」がブロックされることを確認できた。
Mozillaによると、「Skype extension」は「Firefox」を強制終了させる原因ランキングの上位になっており、先週だけでも約4万回の強制終了を引き起こしているほか、「Skype extension」のバージョンによっては、電話番号をアイコンに置き換える処理が、「Firefox」が行うDOM操作を最高300倍も低速化することがあるという。
また、MozillaはSkype側と連絡を取っており、「Skype extension」の問題が修正されたバージョンが公開された際にはブロックを解除する予定とのこと。