NEWS(11/03/24 11:16)
複数バージョンのIEでデザインを確認できる「SuperPreview」が更新、IE9に対応
ベータ版のオンラインサービスを通じてFirefox/Chrome/Safariとも比較可能
米Microsoft Corporationは17日(現地時間)、複数バージョンのIEでWebページのレンダリング結果をプレビュー・比較できるMicrosoft製ソフト「Expression Web SuperPreview」の最新版v4.0.1241.0を無償公開した。本バージョンの主な変更点は、IE9やサードパーティ製Webブラウザーを利用したWebページのプレビューが可能なWebサービス“リモート ブラウザー”のベータ版が、本ソフトから利用できるようになったこと。
編集部にて試用したところ、本サービスはIE9のほか「Google Chrome」、「Firefox」v3.6.15、Mac版の「Safari」v4/5に対応しており、指定したWebブラウザーのレンダリング結果を取得してプレビューできる。なお、本機能を利用するにはメールアドレスの登録が必要。
また、プレビュー対象のWebページを指定する方法として“ページ対話モード”が新たに追加された。“ページ対話モード”では、専用ダイアログ上にあるWebブラウザーでリンクを手動でたどりながら対象Webページを選択可能。さらに、Cookieベースの認証にも対応しているので、通常はプレビューが不可能な認証つきWebページのプレビューも行える。
そのほか、ローカルにインストールしたIE9 ベータ版をプレビューエンジンとして利用可能になったとのこと。ただし、編集部にて現在国内で公開されている最新版のIE9であるリリース候補(RC)版をインストールして本ソフトを試用したところ、ローカル動作するレンダリングエンジンとしては利用できなかった。
「Expression Web SuperPreview」はWindows XP/Vista/7に対応しており、現在同社のダウンロードセンターからダウンロード可能。「Microsoft Expression Web 4」に含まれるツールの単体試用版として無償提供されており、60日間すべての機能を試用できる。試用期間が過ぎたあともローカルで動作するIE6/7/8を利用したプレビューは可能だが、“リモート ブラウザー”と“ページ対話モード”は利用できなくなるので注意。なお、動作には.NET Framework 4および「Silverlight」v4.0が必要。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- 試用版(60日間すべての機能を利用可能、その後は一部機能に制限あり)
- 【バージョン】
- 4.0.1241.0(11/03/17)