Windows Insider Preview
言葉で説明して! Copilot+ PCの賢いAI検索にふさわしいエクスプローラーの新検索ボックス
かっこいいエフェクトも導入へ
2025年10月9日 06:45
このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。
AIプロセッサー「NPU」を搭載する「Copilot+ PC」では、OS標準のコンテンツ検索機能「Windows Search」で「セマンティックインデックス」が利用可能だ。
従来の「Windows Search」は、入力したキーワードに一致するファイルをリストアップする「字句インデックス」しかサポートされておらず、ファイルを探すときはその名前や拡張子を正確に記憶したり、あとで探しやすいように名前を工夫してファイル管理を行う必要があった。
しかし、「セマンティック(意味の)インデックス」ならば「夕焼けの写真」「昨日保存した論文」といったあいまいな指示でも、それにマッチした写真やドキュメントを簡単に探し出せる。ファイルの名前を正確に覚えていなくても、その内容を言葉で説明すれば、AIがその意味・意図をくんでファイルを探してくれるわけだ。
この「セマンティックインデックス」は、タスクバーの「Windows Search」検索ボックスだけでなく、「エクスプローラー」の検索ボックスなどからも利用できる。そこで、それをわかりやすく示すために、一部フォルダーで検索ボックスのプレースホルダーテキストが「<フォルダー名>の検索」から 「画像またはファイルを説明してください」 に改められることになった。
さらに、「セマンティックインデックス」が利用可能な「エクスプローラー」検索ボックスには虫メガネアイコンとボックスの下線が青く光る演出も加えられる。

これは「セマンティックインデックス」対応の他の検索ボックス(タスクバー、「設定」アプリなど)と同じ演出だ。
この改善は「Windows 11 Insider Preview」のBuild 26220.6760(Dev)およびBuild 26120.6760(Beta)からテストされている。大きな問題がなければ、いずれ製品版OSにも導入されるだろう。