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「設定」の検索ボックスがタイトルバーにお引越し ~いずれは気の利いたAIエージェントに

あいまいな説明で項目を探してくれるだけでなく、その場で適用まで

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「設定」アプリの検索ボックスはタイトルバーに。「Copilot+ PC」では項目のAI検索も

 「設定」アプリの検索ボックスは現在、画面左側のナビゲーションの上部に配置されているが、近いうちにタイトルバー中央に移設されることになりそうだ。すでに「Windows Insider Preview」ビルドでテストが開始されている。

現在は画面左側のナビゲーションの上部に配置されている。項目のAI検索はない

 この変更は、AI検索の導入に伴うもの。Snapdragonを搭載した「Copilot+ PC」デバイスに展開されており、具体的な設定項目の名前を正確に憶えていなくても、たとえば『壁紙を変える』といった指示で[個人用設定]-[背景]ページへたどり着ける。

 確かに、自然言語で長い説明を入力することが今後多くなることを考えれば、検索ボックスの移設は理にかなっている。狭いナビゲーションでクエリを入力するよりも、横幅のとれるタイトルバーでクエリを入力するほうが快適だろう。

横幅のとれるタイトルバーでクエリを入力するほうが快適

 なお、この設定項目のAI検索機能は、AMDおよびIntel搭載PCにも近日中に導入される予定。

 さらに、プライマリ表示言語が英語に設定されている環境には、わざわざ設定項目にアクセスしなくても、検索結果からそのまま設定を適用する機能がテスト中だ。このAIエージェントには同社が発表した新しいオンデバイスの小規模言語モデル(SLM)「Mu」が用いられており、通常の検索処理と遜色のない反応速度を実現しているという。日本語への早期対応にも期待したい。

説明した検索項目を探すだけでなく、その場で変更まで行ってくれるAIエージェント機能