NEWS(11/04/22 18:27)
フェンリル、「FenrirFS」によるお気に入り管理機能を備えた「Sleipnir 3」RC版
“Fenrir Pass”を搭載し、ツールバーなどの柔軟なカスタマイズも可能
フェンリル(株)は22日、定番の高機能Webブラウザー「Sleipnir」の次期バージョンとなる「Sleipnir 3」のRC版を公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
昨年12月に公開されたベータ版では、デザインが一新されてアドレスバーやツールバー、タブバーも半透明で表示されるようになったほか、マルチスレッドによる高速化や、“OpenSearch”への対応、タブグループ機能の追加といった機能向上が施された。今回公開されたRC版では、同社製のファイル管理ソフト「FenrirFS」を使って“お気に入り”を管理する機能などが追加されている。
新しいお気に入り管理機能では、Webページをアドレスバー右側にある星型アイコンなどからお気に入りへ登録すると、Webページがいったんお気に入り内の“作業トレイ”へ格納される。“作業トレイ”に入ったWebページにあとから複数のラベルを付加してお気に入りの整理を行う仕組み。また、とくによく使うWebページには“リボン”を付加することですばやく探すことができる。
お気に入りを整理するには、ツールバー上の星型のボタンから表示されるポップアップ上で、お気に入りへ登録したWebページをラベルへドラッグ&ドロップしてラベルを付加していけばよい。また、お気に入り内にある“スマートフォルダ”では、“今日使ったお気に入り”“1週間以内に使ったお気に入り”といった分類でWebページを探すことが可能。さらに、ツールバー上の黒い箱型のボタンをクリックすると「FenrirFS」が起動し、「FenrirFS」上で効率的にお気に入りを整理することが可能。
また、「Sleipnir Mobile」にも搭載されているお気に入りの同期サービス“Fenrir Pass”が利用できるようになった。本サービスは無償で提供されており、別のPCにインストールされた「Sleipnir 3」やiOS上の「Sleipnir Mobile」とお気に入りを同期可能。
さらに、12日にブログで予告されたツールバーなどの柔軟なカスタマイズ機能も搭載された。ツールバーなどの右クリックメニューから[カスタマイズ]項目を選択すると移動可能なバーが黄色い枠線で囲まれ、タイトルバーを含むさまざまな位置へバーを移動可能。たとえば、タブグループバーをタイトルバー上へ表示したり、ツールバーをタブグループバーの右端に表示するといったカスタマイズが可能だ。
そのほか、ツールバー上のフキダシ型アイコンをクリックすると同社のフィードバック送信ページが開くようになっている。フィードバック送信ページからは「Sleipnir 3」のよかった点や改善してほしい点を同社に送ることが可能。
同社によると、正式版ではさらに多くの機能が搭載される予定とのこと。なお、RC版を「Sleipnir」v2シリーズに上書きインストールしないことが推奨されている。
- 【著作権者】
- フェンリル(株)、柏木 泰幸 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.0.3000(11/04/22)