NEWS(11/08/30 15:33)

フォルダの自動同期やプレビュー表示が可能になった「FenrirFS」v2.0の正式版

検索機能が強化され、ラベルの情報が検索対象になったほか検索条件の保存も可能に

「FenrirFS」v2.0.0「FenrirFS」v2.0.0

[新しいプロファイルの作成]項目から表示できるダイアログ[新しいプロファイルの作成]項目から表示できるダイアログ

“マイ ドキュメント”“マイ ピクチャ”などのフォルダが登録済み“マイ ドキュメント”“マイ ピクチャ”などのフォルダが登録済み

 フェンリル(株)は30日、ラベルや自動振り分け、アーカイブ、スターといったGmail風の機能でファイルを管理できるソフト「FenrirFS」v2.0.0の正式版を公開した。最新版の主な変更点は、指定フォルダ内のファイルを自動で本ソフトに取り込んで管理・同期できるようになったこと。

 自動で取り込み・同期するフォルダはフェンリルロゴ型ボタンメニューの[新しいプロファイルの作成]項目から表示できるダイアログで、“自動モードプロファイル”を選択することで指定可能。取り込まれたファイルにはフォルダ名がラベルとして付加されるほか、本ソフトで管理するファイルの種別を拡張子で絞り込むこともできる。標準でWindowsのユーザーフォルダ内にある“マイ ドキュメント”“マイ ピクチャ”“マイ ミュージック”などのフォルダが登録済みで、プロファイルを切り替えることですぐに利用可能だ。

 加えて、画面の構成を従来からのリスト表示のほか、3ペイン型の“ワイドスクリーン表示”、サムネイルで一覧表示する“縮小表示”から選択できるようになった。表示の切り替えはツールバー右端のボタンから行える。

 “ワイドスクリーン表示”ではファイルリストがサムネイルつきになり、右端にプレビューペインが追加される。プレビューペインでは画像やPDF/TXTファイルといったエクスプローラのプレビュー機能が対応するファイルをプレビューできるほか、音声や動画を再生することも可能。また、ファイルリストペイン下部のスライドバーでサムネイルの大きさと表示される情報を調節可能。

 “縮小表示”ではファイルを画像やPDFのサムネイルで一覧できるほか、ファイル表示ペイン右上のスライドバーでサムネイルの大きさを調節できる。また、ペイン上部のボタンでスター・ファイル名・ラベルを表示するかどうかを切り替えられる。

“ワイドスクリーン表示”“ワイドスクリーン表示”

“縮小表示”“縮小表示”

 さらに、スペースキーや右クリックメニューからプレビューウィンドウを開いて画像や文書ファイルを表示する機能も追加された。プレビューウィンドウではマウスホイールで画像をズームイン・アウトできるほか、ウィンドウサイズを変更することで全体を拡大・縮小可能。また、ウィンドウ下の[1/1]ボタンから等倍表示にしたり、ウィンドウ右上の四角形が3つ重なったボタンから常に最前面へ表示することもできる。

 そのほか検索機能が強化され、ファイル名とコメントに加え、ラベルの情報が検索対象となった。また、検索欄に文字列を入力すると“検索オプション”バーが現れ、検索対象をフォルダ全体と現在選択しているラベルから選べるほか、右端の[スマートフォルダに保存]ボタンで現在の検索条件を“スマートフォルダ”として保存できる。

プレビューウィンドウプレビューウィンドウ

検索欄に文字列を入力すると“検索オプション”バーが現れる検索欄に文字列を入力すると“検索オプション”バーが現れる

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
フェンリル(株)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(11/08/30)

(長谷川 正太郎)