NEWS(11/11/08 16:30)
選択位置の濃度を取得できるスポイトツールを追加した「AzDrawing2」v2.02
選択範囲のイラストと位置情報をエクスポート・インポートできる
ペンタブレットの筆圧感知に対応する線画専用ペイントソフト「AzDrawing2」の最新版v2.02が、6日に公開された。本バージョンでの主な変更点は、新たに“スポイト”ツールが追加されたこと。
本ソフトは線画を描くことに特化しており、レイヤーごとに指定した色と線ごとの濃度のみで線の色が表現される仕組み。そのため、今回追加された“スポイト”ツールでは、キャンバス上で選択した位置の色情報ではなく、濃度の値を現在のブラシへセットすることが可能。その際、左クリックでカレントレイヤーの線の濃度を取得できるほか、[Shift]キーを押しながらクリックすることで、すべてのレイヤーを重ねた状態の濃度を取得することが可能。
さらに、資料用としてほかの画像をカラーで表示しておける“イメージビューウィンドウ”上の右クリックメニューから指定した位置の色を取得し、カレントレイヤーの色として指定したり、ブラシの濃度へセットできるようになった。
また、選択範囲のエクスポート・インポート機能が追加された。この機能では、選択した範囲内のイメージとともに、イラストのなかでどの部分を選択していたかという位置情報を保存したり読み込むことが可能。これにより、イラストのなかの一部分のみをほかのソフトで加工し、元の場所へ戻すといった操作が行える。本機能では、イメージはPNG形式、位置情報は独自のAZDSEL形式のファイルで管理する仕組み。
そのほか、“レイヤウィンドウ”の使い勝手も向上した。具体的には、“レイヤウィンドウ”に一覧表示される各レイヤーの項目ごとにチェックボックスが表示され、ウィンドウ右上にある三角形のボタンから開くメニューから、チェックしたレイヤーの表示・非表示を一括で切り替えるといった操作が行えるようになった。加えて、指定したレイヤーの項目の背景色を変えることで、その項目を強調表示できるようになった。
本ソフトは、Windows 98以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。現在、作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
- 【著作権者】
- Azel 氏
- 【対応OS】
- Windows 98以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.02(11/11/06)