NEWS(11/11/11 13:05)
HTML5処理アルゴリズム“Ragnarok”を搭載した「Opera」v11.60のベータ版が公開
アドレスバー上の星形アイコンをクリックしてWebページをブックマーク可能に
ノルウェーのOpera Software ASAは10日(現地時間)、Webブラウザー「Opera」の次バージョンv11.60のベータ版を公開した。ベータ版の主な変更点は、レンダリングエンジン“Presto”にHTML5を処理するアルゴリズムを搭載したこと。
“Ragnarok”は、10月に公開されたv12のアルファ版にも搭載されており、標準の文法から逸脱したページも自動で修復して描画可能。また、アドレスバー上の星形アイコンをクリックすることで、表示中のWebページをブックマークに追加できるようになった。
さらに、JavaScriptの標準規格“ECMAScript”5.1に対応したほか、複雑なWebアプリケーションを実行する際のメモリ管理が向上した。また、CSS3で円形のグラデーションを描画する“radial-gradient”や、特定のMIMEタイプやプロトコルなどを指定したWebアプリで開けるHTML5の仕様“custom scheme”“content handler”に対応している。
本ソフトは、Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、本ベータ版は「Opera Next」としてではなく「Opera」として公開されており、正式版に上書きしてインストールされる仕様なので注意。
- 【著作権者】
- Opera Software ASA
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.60 beta(11/11/10)