NEWS（11/11/18　16:03）

　ルクセンブルグのSkype Technologies S.A.は17日（現地時間）、P2P技術を利用した音声・ビデオチャットソフト「Skype」の次期バージョンv5.7のベータ版を公開した。

　v5.7では、「Skype」から直接Facebookの友達とビデオチャットできる機能が搭載された。チャットの相手が「Skype」のアカウントをもっていなくても、FacebookのWeb画面との間で通話が可能となっている。Facebookのビデオチャット機能には「Skype」の技術が利用されており、今回それが「Skype」本体と連携可能になった格好だ。

　そのほかにも、Facebookのコンタクトを管理する方法が若干改良された。メニューから「Skype」の在籍状況とFacebookチャットの在籍状況を同期させたり、Facebookチャットだけオフラインへ設定可能になっている。

　また、“Push to Talk”と呼ばれる機能が搭載され、「Skype」で通話する際にホットキーでマイクの音声をON/OFFできるようになった。これはマルチプレイヤーゲームをプレイしているユーザーからの要望を受けたもので、設定画面にある［詳細］-［ショートカット］画面で有効にすることが可能。

　さらに、グループでデスクトップ画面を共有する機能も追加された。この機能を利用するには、通話中に［+］ボタンを押して、プルダウンメニューから［画面を共有する］メニューを選択すればよい。通話に参加しているユーザーとデスクトップの画面全体または指定したアプリケーションの画面を共有することができる。ただし、本機能は有償サービス“Skype Premium”専用の機能となる。

　本ベータ版は、Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、固定電話などへの音声通話は有料。