NEWS(11/11/24 15:10)
定番FTPクライアント「FFFTP」のv1.98dが公開、ホストとの接続にIPv6が利用可能に
送受信処理が大幅に改善されたほか、任意コードの実行を許す不具合が修正
FFFTP Projectは22日、定番FTPクライアントソフト「FFFTP」の最新版v1.98dを公開した。Windows 2000/XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在ライブラリサイト“SourceForge.JP”のプロジェクトページや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
v1.98dでは、ホストとの接続にIPv6が利用可能になった。初期設定では、従来のIPv4による名前解決に失敗した場合に、IPv6による接続を試みるようになっている。
さらに、データの送受信処理が改善。通信の際の待ち時間軽減、大量のファイルを転送した際に途中で転送が終了する不具合の軽減、ファイルの転送をやり直す機能の追加といった変更が施されている。また、対応ホストではファイル一覧の取得に“LIST”コマンドではなく“MLSD”コマンドを利用できるようになったほか、ホストとの接続を維持するために一定時間ごとにコマンドを送信する機能が追加されている。
また、ホスト上のファイル名に利用されている文字コードを自動判別する機能の精度が改善された。通信ログも、ホスト側のファイル名に利用されている文字コードでデコードしてから保存・表示するように変更されている。
そのほか、レジストリの設定をファイルとして保存する際に任意のコードが実行される恐れのある不具合が修正された。また、拡張子がないファイルを開いた場合に、選択されたものと異なるファイルが開かれる不具合も修正されている。
- 【著作権者】
- FFFTP Project、Sota & cooperators
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.98d(11/11/22)