NEWS（11/12/06　14:43）

　日本トータルシステム（株）は6日、プラグインで機能拡張が可能なJava製の多機能グループウェア「GroupSession」のメジャーバージョンアップとなるv4.0.0を無償公開した。

　v4.0.0では、ユーザーインターフェイスがより洗練されたデザインに変更され、新たに“ポータル”機能が追加されている。本機能を利用すれば、組織内でバラバラに管理された情報を集約し、見やすい場所に掲出しておくことが可能。

　“ポータル”には、掲示板やスケジュール、プロジェクトの進捗状況、メンバーの在籍状況など、各プラグインの情報のほか、WYSIWYG編集が可能なフリースペース“ポートレット”を追加できる。閲覧権限の設定もサポートしているので、“営業部のメンバーだけが閲覧できるようにしたい”といったニーズにも対応できる。伝えるべき人に必要な情報を届けることができるというわけだ。

　そのほかにも、添付ファイルの名前の長さ制限を255文字にまで拡大したり、グループ階層構造を10階層まで設定可能にするといった機能改善や、これまでに発見された不具合の修正が施されている。

　「GroupSession」は、Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7などに対応するフリーソフトで、個人・法人やユーザー数を問わず無償で利用可能。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作にはJavaランタイム（JRE） 6.0以降と、アプリケーションサーバー「Apache Tomcat」v6.0が必要。旧バージョンであるv3.5系の不具合を解消したv3.5.5も、同日公開されている。