NEWS(12/01/05 16:27)

ActionScript向けの無償開発環境「FlashDevelop」の最新版v4.0.0が公開

インストール時に“Adobe AIR SDK”“Adobe Flash Player”を自動で導入可能に

「FlashDevelop」v4.0.0「FlashDevelop」v4.0.0

 Adobe Flash Player/Adobe AIRベースのコンテンツやアプリケーションを作成できる無償の開発環境「FlashDevelop」の最新版v4.0.0が、12月22日に公開された。

 「FlashDevelop」は、“Adobe Flash Player”“Adobe AIR”などで利用されているスクリプト言語“ActionScript”に対応した開発環境。“ActionScript”によく似た構文をもち、JavaScript/PHP/C++のコードやSWFファイルへと変換できるプログラミング言語“haXe”にも対応する。コードの色分けはもちろん、自動補完やスニペットの挿入など、高度なコーディング支援機能を備えるのが特長。

 「FlashDevelop」v4.0.0では、インストールの際に「Adobe AIR SDK」や「Adobe Flash Player」を自動でダウンロード・セットアップするオプションが追加された。また、“ActionScript 3”のデバッガが大幅に改善された。新しいデバッガはiOS版やAndroid版の“Adobe AIR”にも対応する。さらに、Androidアプリを開発するためのプロジェクトテンプレートが追加された。別途“Android SDK”をインストールしていなくても、Android端末上で動作するアプリケーションを開発可能だ。

 そのほかにも、ユーザーインターフェイスの改善やコード補完機能の強化、分散型バージョン管理システム“Mercurial”への対応、キーボードショートカットの一括管理機能の追加などが施されている。

インストールの際に「Adobe AIR SDK」や「Adobe Flash Player」を自動でダウンロード・セットアップするオプションが追加インストールの際に「Adobe AIR SDK」や「Adobe Flash Player」を自動でダウンロード・セットアップするオプションが追加

Androidアプリを開発するためのプロジェクトテンプレートが追加Androidアプリを開発するためのプロジェクトテンプレートが追加

Adobe AIRアプリケーションのプロパティ設定画面を統合Adobe AIRアプリケーションのプロパティ設定画面を統合

キーボードショートカットの一括管理機能キーボードショートカットの一括管理機能

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式Webサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0、Javaランタイム(JRE) 6.0および「Flash Player」が必要。また、すでにv3やv4のベータ版を利用している場合は一度アンインストールする必要があるほか、v4用のプラグインはv3用のプラグインと互換性がないので注意してほしい。

【著作権者】
Mika Palmu 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
4.0.0 RTM(11/12/22)

(柳 英俊)