NEWS(12/08/23 17:13)
MS、“Windows ストア”向けアプリ開発を手軽に体験できるテンプレートを無償公開
無償提供されている「Visual Studio 2012 Express for Windows 8」で試してみよう
日本マイクロソフト(株)は、Windows 8で新たに搭載された“Windows ストア”向けアプリケーションの開発を手軽に体験できる「Visual Studio」用のテンプレートを無償公開している。現在、同社の開発者向けWebサイト“MSDN”からダウンロード可能。
公開されているテンプレートはニュースリーダーやフォトビューワーなどの基本機能が実装されており、少し手を加えるだけで本格的なアプリケーションが開発できるようになっている。Windows 8の新機能も利用されているので、サンプルとしても役立つだろう。
なお、テンプレートを利用して開発を行うには、Windows 8と「Visual Studio 2012」が必要。無償で提供されている「Visual Studio 2012 Express for Windows 8」での利用も可能だ。
執筆時現在、公開されているテンプレートは以下の3種で、ダウンロードしたZIP書庫を所定のテンプレートフォルダへそのままコピーすれば、プロジェクトの新規作成画面でテンプレートを選択できるようになる。
「NewsReader」v1.0(XAML/C#用)
RSS/ATOMフィードを読み込んでニュースを表示。セマンティック ズーム・アプリバー・コントラクト(検索・共有・設定)が実装されている。
「EntertainmentPhoto」v1.0(XAML/C#用)
写真を利用したアプリの雛形。「Visual Studio 2012」の“グリッドアプリケーション”テンプレートをもとに作成されており、写真をグループ化して表示する機能が実装されている。
「RSS Reader」v0.1 β(HTML/JavaScript用)
RSSフィードを利用してニュースを表示。アプリバー、コントラクト(共有・設定)、トーストが実装されたWeb開発者向けのテンプレート。
なお、同社ではWindows 8およびWindows Phoneのアプリケーション開発に利用できるイメージ素材も無償で提供している。デザイン性に優れたアプリを開発したい開発者はぜひ活用しよう。